2013/06/02

【投資のはじめかた】8.1年に1度だけやってほしいこと【完結編】

前回の記事で、おすすめの投資信託、証券会社が揃いました。

なので、あとはみなさんの好みに応じて証券会社の口座を開設し、投資信託の積み立ての設定をすれば、皆さんも立派な「個人投資家」の仲間入りです。

投資信託の積み立ての設定をした時点で、もうやることはほとんど無くなってしまうんですが、1年に1度だけやっていただきたいことがあります。


それは、モニタリングリバランスです。

【投資のはじめかた】5.アセットアロケーションをどう決めるかで、アセットアロケーションを皆さんに決めていただきましたが、そのアセットアロケーションが崩れていないか1年に1度点検(モニタリング)し、崩れていた場合に元の比率になるように値上がりした投資信託を売却して、値下がりした投資信託を購入(リバランス)して下さい。

モニタリングする日については、自由で構いません。自分の誕生日でもいいですし、年末年始でも、投資を始めた日でも構いません。


リバランスの例を示すと…

100万円を年初に下記の比率で投資したとしましょう。

日本株式インデックスファンド 50万円(50%)
先進国株式インデックスファンド 25万円(25%)
新興国株式インデックスファンド 25万円(25%)
合計 100万円

それが年末に評価額が下記のようになってしまいました。

日本株式インデックスファンド 44万円(40%)
先進国株式インデックスファンド 33万円(30%)
新興国株式インデックスファンド 33万円(30%)
合計 110万円

当初の比率より、日本株式が下がり、先進国株式と新興国株式の比率が上がってしまいました。

そこでリバランスをします。

まず、先進国株式インデックスファンドと新興国株式インデックスファンドを5.5万円分売却し、売却した資金11万円を使って日本株式インデックスファンドを購入します。

すると、比率は以下のようになります。

日本株式インデックスファンド 44万円+11万円=55万円(50%)
先進国株式インデックスファンド 33万円-5.5万円=27.5万円(25%)
新興国株式インデックスファンド 33万円-5.5万円=27.5万円(25%)

元のアセットアロケーションに戻りました!


このような作業を1年に1度行なってほしいのです。実際には売却する際に、利益分には課税されてしまうため、その辺のコストも気にしながらリバランスを行う必要があります。なので、比率がそう崩れていない時はリバランスを見送るというのも、アリだと思います。また、売却せずに追加投資資金で比率の下がったアセットクラスを買い足す「ノーセルリバランス」が出来ればその方がコスト的に有利です。


なぜこのような作業(リバランス)を行う必要があるのでしょうか?

それは、「リスクを一定に保つため」です。

「リスクを一定に保つため」というのは、上記のように日本株式の比率が下がり、先進国株式、新興国株式の比率が上がってしまうと、為替リスクが当初のアセットアロケーションよりも増えてしまい、資産全体のリスクも大きくなってしまいます。そこでリバランスを行うことにより、当初のリスクの大きさに戻す効果があります。

頻繁なリバランスはコストがかかり、リターンを下げてしまう原因にもなるので、1年に1回くらいがちょうどいいと思います。


さて、これで【投資のはじめかた】シリーズも終わりです。これから投資をはじめたいという方向けに書いてきたシリーズ記事ですが、書いていて感じたことがあります。それは…


これから投資をはじめる方がうらやましい!!


私が投資をはじめた5年前は、こんなに低コストな投資信託は揃っていませんでした。積み立ては1万円からだったし、銀行の引き落としサービスもここまで充実していませんでした。

これから投資をはじめる方は、低コストな投資信託を少額から積み立てることが可能です。また、来年からは年間100万円までの投資に対する利益が5年間非課税になる日本版ISA(NISA)もはじまります。

これらの便利なツールを活用しないのは正直もったいないと思います。


ということで【投資のはじめかた】シリーズはこれで終わりです。このシリーズを読んで、投資をはじめてみようと思った方が1人でもいてくれたら幸いです。

今後も新しい投資信託やネット証券のサービスが始まった時はこのブログでも取り上げていきますので、継続的に読んでもらえると嬉しいです(*´∀`*)

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